【7月20日 CGTN Japanese】中国東部沿海の浙江省の杭州税関によると、長江河口の三角洲にある長江デルタ地域の今年上半期(1~6月)の貿易総額は前年同期比5.9%増の7兆7400億元(約168兆円)で、同期として過去最高でした。また、全国貿易総額の36.6%を占めました。うち輸出は同7.1%増の4兆7500億元(約103兆億円)で、輸入は同4.1%増の2兆9900億元(約64兆8000億円)でした。

 長江デルタ地域では今年上半期、現代製造業の輸出増加が比較的速く、模範となるけん引役を果たしました。中でも集積回路、自動データ処理装置および部品、スマートフォンなど電子情報産業の輸出額は15.5%増で、長江デルタ地域からの輸出額全体を1.7ポイント押し上げました。また、船舶、自動車および部品などの交通運輸産業の輸出は18.0%増で、輸出額全体を1.3ポイント押し上げました。また、同分野の輸出額は全国の44.9%でした。汎用機械設備など汎用設備産業の輸出額は10.8%増で、輸出を0.9ポイント押し上げ、全国に占める割合は50.7%でした。産業用ロボットの輸出額は16.8%増で、全国に占める割合は49.5%でした。

 長江デルタ地域では協調しつつの発展が加速しており、貿易の成長を促進する積極的な要素の集結が加速しています。今年上半期、3月に春節(旧正月)の影響を受けたほか、その他の各月も地域全体の輸出がいずれも前年同期と比べて増加を維持し、規模は各月とも過去最高を記録しました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News