【7月19日 Xinhua News】中国の動画配信大手、嗶哩嗶哩(ビリビリ)は16日、上海で主催したイベントで、同社のライセンス事業が2019年の100億元(1元=約22円)規模から1千億元規模へと拡大しつつあると発表した。

 張聖晏(ちょう・せいあん)副総裁によると、同社が19年からこれまでに許諾した著作権(IP)は累計で200件近くに上る。提携ブランド数は500以上、許諾件数は1600件を超えた。同社のライセンス事業は国産アニメの制作・配信からスタートし、バーチャルアーティストの育成や飲食業界とのコラボ、グッズ展開、イベント開催などさまざまな分野を開拓してきた。

 18年から「メードバイビリビリ」をコンセプトに掲げ、ライセンス事業に注力。今年に入ってからは動画配信とIP商品、実会場でのイベント、提携ブランド、動画クリエーターを特定のテーマで結び付け、消費につなげるビジネスモデルを展開し、実体経済の新たなけん引役として存在感を高めている。(c)Xinhua News/AFPBB News