【7月20日 Xinhua News】中国の鉄道車両大手、中国中車傘下の中国中車長春軌道客車(中車長客、吉林省長春市)は17日、時速400キロで走行する高速鉄道車両に設置できる「内置式」台車を公開した。

 従来の台車で車輪の外側に配置されている台車枠や軸箱、サスペンションを車輪の内側に組み込むことで20%の軽量化に成功。運行時のエネルギー損失を15%、車輪とレールの摩耗を約30%、騒音を2デシベル前後それぞれ低減した。線路と台車のライフサイクルコストも15%削減でき、高速鉄道車両のさらなるグリーン(環境配慮)化、省エネ化を支援する。

 同台車の設計速度は時速400キロで、試験台では時速600キロに到達。時速400キロで走行する高速鉄道車両に必要な技術指標を満たしている。(c)Xinhua News/AFPBB News