【7月20日 CGTN Japanese】中国国家鉄路集団有限公司のデータによると、全国の鉄道の6月の貨物輸送量が前年同期比6.1%増の3億3200万トン、積載貨物量に輸送距離を掛け合わせトンキロに換算した「輸送トンキロ」が前年同期比5.3%増の2665億トンキロとなり、6月としては過去最高を記録しました。現在、中国の鉄道貨物輸送量、輸送トンキロなどの指標は世界首位をキープしつつ、引き続き高い水準を維持しており、中でも貨物輸送量は世界ランキング2位、3位の米国とロシアの貨物輸送量の合計を上回っています。

 第13次五カ年計画(2016~2020年)期間中、中国で新たに開通した鉄道の貨物輸送営業距離は1万1000キロ以上となりました。中国の南北を貫通して内蒙古自治区の浩勒報吉と江西省の吉安を結ぶ、世界で最も走行距離の長い重荷重鉄道である浩吉鉄道や、山西省大同と河北省の秦皇島を結ぶ東西方向の大秦鉄道、内蒙古自治区の包頭と河北省の唐山を結ぶ包唐鉄道などの重荷重鉄道が中西部、北京・天津・河北省、環渤海、長江経済ベルトをカバーする鉄道貨物輸送網を形成し、貨物輸送能力をさらに向上させました。

 現在、高速鉄道エクスプレスは中国80以上の都市をカバーし、西部の陸海の新回廊は既に省・市をまたいで協調する輸送メカニズムを形成しており、中国と欧州を結ぶ定期貨物便「中欧班列」は国内29都市、欧州97都市にアクセスしています。6月の鉄道コンテナ、自動車、コールドチェーン貨物の輸送量は前年同期比でそれぞれ18%、12.1%、21.2%の増となり、いずれも6月としては過去最高を記録しました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News