【7月18日 Xinhua News】中国の送電大手、国家電網傘下の遼寧省電力はこのほど、6月末までに遼寧省のクリーンエネルギー発電設備容量は3813万キロワットに上り、同省の発電設備容量全体の50・5%を占め、クリーンエネ発電電力量は599億キロワット時で全体の53・6%を占めたと明らかにした。同省でクリーンエネ発電の設備容量と電力量の占める割合がそろって火力発電を上回ったのは今回が初めて。

 同社は現在、エネルギーの低炭素シフトに力を注いでおり、重点送電網プロジェクトの建設を加速している。今後2年以内に鉄嶺クリーンエネ集積ステーション、徐大堡原子力発電所送電事業など八つの500キロボルト事業および1360万キロワットの風力発電と60万キロワットの太陽光発電の付帯送電事業が完成、稼働する予定という。2025年末までに、クリーンエネ約5300万キロワットが系統接続し、クリーンエネ発電設備容量の占める割合は56・8%に上昇し、「遼寧省のクリーンエネ強省建設の推進加速に向けた実施計画」で掲げた発展目標の55・0%を1・8ポイント上回る見通し。(c)Xinhua News/AFPBB News