平沢港輸出野積場(c)news1
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【07月17日 KOREA WAVE】韓国で今年上半期の自動車輸出額が前年同期比3.8%増え、史上最高の実績を記録した。物価高など厳しい環境でも、北米地域の輸出好調とグローバルハイブリッド車の需要拡大などが輸出実績を牽引した。

産業通商資源省は16日、自動車産業動向(暫定)を通じて、今年上半期の自動車輸出額が前年同期比3.8%増の370億ドルを記録したと発表した。6月の輸出実績は操業日の減少(-1.5日)にもかかわらず、昨年並みの62億ドルを記録した。名節連休があった2月を除けば、昨年11月から60億ドル以上の好実績を続けている。

上半期の地域別輸出を見ると、北米輸出が前年同期比26%増の217億ドルで、輸出実績全体を牽引した。欧州地域は最近、ドイツ・北欧の電気自動車販売減少の影響で輸出が減少したとみられる。

また、6月の輸出も北米中心の輸出基調(36億7900万ドル)が続き、対中東輸出(4億6700万ドル)はイスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘が勃発した昨年10月以降、8カ月ぶりにプラスに転じた。

上半期の生産量は215万台を記録した。前年同期比では2%減。蔚山・華城など主要工場がフル稼動し、月平均35万台以上の実績を維持している。同省関係者は「7月から起亜光明工場が電気自動車への転換工事を終えて稼動が本格化し、下半期の輸出に活力を吹き込む」と見通した。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News