【07月17日 KOREA WAVE】
モバイル製品を運ぶドローン=サムスン電子(c)KOREA WAVE
モバイル製品を運ぶドローン=サムスン電子(c)KOREA WAVE

韓国サムスン電子は19日から、済州(チェジュ)道、麗水(ヨス)、統営(トンヨン)近隣の島しょ地域を対象にGalaxy AIを搭載した初の最新折りたたみAIフォン「Galaxy Z Fold6」「Galaxy Z Flip6」の「ドローン配送サービス」を実施する。

「ドローン配送サービス」は韓国国土交通省が主管する「ドローン実証都市構築事業」と協力して進める。各自治体別に構築されているドローン機器、離着陸ゾーン、管制システムなどドローン配送インフラを活用する。

ドローンを配送に活用すれば、船舶の運航終了後や物流の滞る時間帯でも配送が可能だ。このため、配送に要する期間が約7日から1日に大幅に短縮される。また、島しょ地域のユーザーがショップを訪ねて購入する煩わしさを減らすことができ、ユーザーの利便性向上にもつながる。

ドローン配送サービスは6月に済州道で試験運用され、19日から本格化される。今後、積載重量10キロ以下の▽スマートフォン▽タブレット▽ウォッチ――など、Galaxyモバイル製品を中心に配送品目を拡大していく計画だ。

済州では道内のドローンセンターから離陸し、加波(カパ)島、馬羅(マラ)島、飛揚(ピヤン)島の3つの拠点に配送する。麗水地域は下花(ハファ)島、松(ソン)島など、統営地域は飛山(ピサン)島、佐(チャ)島、晩地(マンジ)島など、10以上の地域に順次拡大する予定だ。

サムスン電子関係者は「ドローン配送サービスは島しょ地域の消費者によりいっそう早く、便利に製品を届けるための新たな試みだ。今後もAI時代を先導する企業として消費者の便宜と権益向上のための新たな技術とサービスを発展させていく」と話した。

(c)KOREA WAVE/AFPBB News