【7月12日 AFP】サッカードイツ・ブンデスリーガ1部のバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)は11日、ポルトガル代表MFジョアン・パリーニャ(Joao Palhinha)の加入を発表した。

 バイエルンは昨年もパリーニャ獲得に近づいていたものの、今回ようやくイングランド・プレミアリーグ、フラム(Fulham)からの移籍を完了させた。契約期間は4年で、移籍金は4900万ユーロ(約85億円)と報じられている。

 パリーニャは昨年バイエルンとの契約に向けて準備を進め、ユニホームを着用して写真撮影まで行っていたものの、移籍期間終了前にフラムが代役となる選手を手に入れられなかったため破談に終わっていた。

 パリーニャはクラブのホームページで、「人生で最も幸せな一日」「夢がかなった。バイエルンで成功を味わい、タイトルを手にしたい」と述べた。

 ポルトガル代表では通算31試合に出場し2ゴールを記録。今夏の欧州選手権(UEFA Euro 2024)でもメンバー入りを果たした。フラムには2022年、ポルトガル1部のスポルティング・リスボン(Sporting Lisbon)から2200万ユーロ(約38億円)の移籍金で加入していた。

 昨季は2011‐12シーズン以来となるトロフィー獲得なしに終わったバイエルンは、今夏の再建に向けて選手獲得に動いており、すでにDF伊藤洋輝(Hiroki Ito)、FWミカエル・オリズMichael Olise)を獲得。また新指揮官にはヴィンセント・コンパニー(Vincent Kompany)氏が就任している。(c)AFP