【7月9日 AFP】米ロサンゼルスで8日、航空機大手ボーイング(Boeing)の旅客機の車輪が離陸直後に落下した。ボーイング機からの車輪落下は3月にも起きている。

 車輪の落下が起きたのは、ユナイテッド航空(United Airlines)が運航するボーイング757-200型機。ロサンゼルス国際空港(Los Angeles International Airport)を離陸した直後に車輪を失ったが、目的地デンバー(Denver)の空港に無事着陸した。

 ユナイテッド航空は「車輪はロサンゼルスで回収された。原因を調べている」と声明を発表した。

 搭乗していた乗客174人と乗員7人に負傷者はなかった。地上スタッフも無事だった。

 ユナイテッド航空のボーイング機が離陸後に車輪を失う事故は3月にも起きている。このときはサンフランシスコ発、日本行きのボーイング777型機で、離陸直後に車輪が落下し、緊急着陸を余儀なくされた。

 ボーイングの広報担当者によると、8日に車輪が落下した757-200は、1994年に納入された機体だった。同機種は2004年に生産が終了している。

 米連邦航空局(FAA)は事故について調査を進めている。(c)AFP