【7月8日 CGTN Japanese】中国と欧州を結ぶ国際定期貨物列車「中欧班列」が6日午前、白物家電や家庭用温水ボイラー、自動車部品、フォークリフトなど110個の標準コンテナを満載して中国東部の安徽省合肥北駅を出発し、目的地であるトルコのイスタンブールに向かいました。これにより、合肥とイスタンブールを結ぶ中欧班列の定期運行が始まりました。

 中国鉄路上海局集団は、「一帯一路」の質の高い共同建設に資するべく、合肥および周辺地域の企業の貨物輸出需要を全力で満たすため、「鉄道-海運-鉄道」複合一貫輸送方式を効果的に運用し、合肥とイスタンブールを結ぶ中欧班列を定期運行することになりました。

 合肥とイスタンブールを結ぶ中欧班列は、新疆ウイグル自治区のコルガス鉄道通関地から出国し、カザフスタン、アゼルバイジャン、ジョージアを経由し、カスピ海と黒海を跨いでイスタンブールに到着します。途中、一部の貨物はアゼルバイジャンのバクー港で荷卸しされ、引き続きほかの形の陸上輸送でジョージアやギリシャなどに運ばれます。

 合肥中欧班列は今年6月26日に運行10周年を迎えました。この10年間、合肥中欧班列の累計運行本数は4100本を超え、貨物の価値や重量、満載率、復路の割合などのデータはいずれも運行開始当初より著しく上昇しています。

 合肥中欧班列はこれまでにロシアのボルシノやカザフスタンのアルマトイ、ウズベキスタンのタシケントなど18か国144駅を結ぶ国際貨物列車路線が開通しています。今年の累計運行本数は500本を超えています。

 中欧班列が出入国する2大通路の一つであるホルゴス鉄道通関地経由の累計運行本数は3万7000本を超え、運行路線は83本に達し、海外18か国、46都市・地域に放射状に広がっています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News