【6月26日 AFP】ロシア外務省は25日、AFP通信や独週刊誌シュピーゲルなど欧州連合(EU)25か国の81のウェブサイトを対象に、ロシア国内で閲覧制限をかける方針を発表した。EUが先月、域内での一部ロシアメディアの放送禁止を決めたことへの報復としている。

 ロシアで閲覧できなくなるのはこのほか、仏紙ルモンドやスペイン紙エルムンドなど。米ニュースサイト「ポリティコ」欧州版など欧州全域で運営されているメディアも制限対象とされた。

 ロシア外務省は、同国内では対象メディアのオンライン版や放送の閲覧が制限されると説明。ただ詳細については示さなかった。

 EUは5月、ロシアの政府系メディアは偽情報やプロパガンダを拡散させるなどしてウクライナ侵攻を支援しているとして、4メディアについて域内での放送活動を禁止すると発表していた。(c)AFP