【5月18日 CGTN Japanese】中国南西部にある貴州仏頂山国家級自然保護区管理局と貴州大学林学院植物調査グループによる共同調査チームはこのほど、仏頂山国家級自然保護区で実施した生物多様性科学調査で、国家二級保護野生植物で近絶滅種であるバラ属の「亮葉月季(Rosa lucidissima)」を発見しました。

 貴州大学林学院の研究者で調査チームのメンバーである呉旭氏によると、今回の調査では、亮葉月季4株が観測されました。主に標高700メートル余りの森林の縁に生育し、木に沿って上へ伸び、枝の先に高くぶら下がっている赤い花が非常に目立つということです。

 亮葉月季は中国の固有種で、「中国生物多様性レッドリスト-高等植物巻」に組み入れられ、近絶滅種に評定され、現在は貴州省、湖北省、四川省、重慶市などで散発的に発見されているだけです。亮葉月季の野生資源は、人類の活動による妨害や森林の退化などの影響を受けて絶滅の危機にひんしており、希少なため、野生種資源保護の強化が求められます。(c)CGTN Japanese/AFPBB News