【5月9日 CGTN Japanese】揚子江こと中国最大の川・長江の中流にある三峡ダムでは、7日に長江・海洋直通船「創新5号」が三峡ダムの北線閘門に入りました。4時間かけて5級の閘門を通過し、113メートル上昇して長江の上流に入り、1万トン級長江・海洋直通船が中国の沿海から長江の上流へと直航する歴史を切り開きました。

 この1万トン級貨物船は、4月24日に中国東部に位置する浙江省の寧波舟山港を出航し、5400トン余りの食糧を積んで中国西部にある長江沿いの直轄市・重慶へ向かいました。「創新5号」は一般的な海洋貨物船より小型で、三峡ダム通過船舶の喫水制限基準4.3メートルを満たします。

 舟山市港航・口岸管理局はリース形式で「創新5号」に委託して舟山-重慶間の長江・海洋直通航路を開通させました。同航路の開通により、物流輸送時間が大幅に短縮され、物流コストも大いに削減できることから、中国の東部沿海と西部の長江上流地域の経済連携がより緊密になると見込まれます。(c)CGTN Japanese/AFPBB News