スターリング・モスさんの追悼礼拝、元F1王者らが参列
発信地:ロンドン/英国
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【5月9日 AFP】2020年に90歳で死去した英モータースポーツのレジェンド、スターリング・モス(Stirling Moss)さんの生涯をたたえる追悼礼拝が8日、英ロンドンのウェストミンスター寺院(Westminster Abbey)で行われ、ジャッキー・スチュワート(Jackie Stewart)氏をはじめとするフォーミュラワン(F1、F1世界選手権)の元世界王者らが参列した。
礼拝には2000人近くが集まり、3度の世界一に輝いたスチュワート氏の他にも元F1世界王者のナイジェル・マンセル(Nigel Mansell)氏やデイモン・ヒル(Damon Hill)氏、レッドブル(Red Bull)のクリスチャン・ホーナー(Christian Horner)代表らの姿もあった。
スチュワート氏は「スターリング・モスのような人は二度と現れないだろう」と述べ、「この競技の歴史で、これほど愛され、愛され続けてきた人はいないと思う」とモスさんをたたえた。
モスさんはF1世界王者には一度もなれなかったが、さまざまなレースに参戦するのが一般的だった1950年代から60年代前半を代表するレーサーとして広く評価され、フェラーリ(Ferrari)の創業者エンツォ・フェラーリ(Enzo Ferrari)氏はモスさんを世界最高のドライバーと表現し、F1で5度の年間王者に輝いたファン・マヌエル・ファンジオ(Juan-Manuel Fangio)氏もモスさんは世代最高の選手だったと語っていた。
15シーズンにわたる現役生活で、モスさんは529レースに参戦して212勝を挙げた。(c)AFP