【5月8日 AFP】6週間に及ぶ総選挙の投票が行われているインド。西部グジャラート(Gujarat)州では、有権者1人のためだけに投票所が設けられた。

 投票所は、同州バネジ(Banej)のギル(Gir)森林保護区内に設けられた。ここで一票を投じるのは、ヒンズー教の僧侶マハント・ハリダジ・ウダシンさんのみ。

 ウダシンさんは7日、祭壇に祈りをささげてから、絶滅危惧種インドライオンの最後の生息地である保護区内の投票所へと向かった。ウダシンさんの一票でここでの投票率は100%となる。

 インドの有権者は9億6800万人で総選挙は世界最大の規模を誇る。投票は6月1日までで、設置される投票所は100万か所以上。開票は6月4日で、同日の結果発表が通例となっている。(c)AFP