【5月8日 AFP】第1次インドシナ戦争でベトナム軍がフランス軍に勝利したディエンビエンフー(Dien Bien Phu)の戦いから70年となった7日、北部ディエンビエンフーで式典が開催された。

 今年の式典には、フランスのセバスチャン・ルコルニュ(Sebastien Lecornu)国防相が招待された。旧宗主国のフランス閣僚が招待されるのは初めて。

 ディエンビエンフーの戦いは1954年5月7日、フランスがベトナム独立同盟(ベトミン)に降伏し終わった。56日間にわたり続いた戦闘では、1万3000人の死者が出たとされ、そのうちの1万人はベトミン側の死者だったとされる。

 この勝利はインドシナにおけるフランス植民地支配の終結へとつながった。54年7月21日のジュネーブ協定締結を経て、ベトナムは南北に分断された。(c)AFP