【5月7日 AFP】サッカーマレーシア代表の選手(26)が週末にショッピングモールで酸をかけられ2度のやけどを負ったと、同国の首都クアラルンプール近郊スランゴール(Selangor)州のスポーツ担当議員が明らかにした。

 負傷したのはマレーシア1部リーグのスランゴールFC(Selangor FC)でプレーするFWファイサル・ハリム(Faisal Halim)選手で、5日にプタリンジャヤ(Petaling Jaya)市で襲撃され、首や肩、手、そして胸などをやけどしたという。

 同州議員でスポーツ担当責任者のナジュワン・ハリミ(Najwan Halimi)氏は、「この暴力を強く非難するとともに、加害者への処罰を警察に求める」と述べた。

 スランゴール警察の責任者は6日、地元の民間テレビ局アストロ・アワニで、容疑者の男1人を逮捕したが動機については不明と述べていると報じられた。

 ネット上で拡散された画像では、茶色のズボンを履いているファイサル選手の体中にやけどの痕があり、明らかにショックを受けた様子でベンチに座っている姿が確認された。

 この3日前には、同国代表のアヒヤール・ラシド(Akhyar Rashid)選手が、北東部トレンガヌ(Terengganu)州郊外で強盗に襲われて負傷していた。

 マレーシアサッカー協会(FAM)の会長は5日に声明を出し、この二つの事件について「怒りと悲しみ」を覚えているとし、「マレーシアの人々は、アヒヤールとファイサルの早期回復と復帰を願っている」と述べた。(c)AFP