【5月6日 AFP】中国の習近平（Xi Jinping）国家主席は5日、欧州3か国歴訪の最初の訪問国フランスに到着した。エマニュエル・マクロン（Emmanuel Macron）大統領は国賓待遇で迎える。習氏の欧州訪問は2019年以来となる。

　習氏の今回の歴訪では、フランスのほかセルビアとハンガリーも訪問する。欧州主要国で訪れるのはフランスのみで、昨年4月のマクロン氏の訪中以来、両国関係が比較的良好であることを示している。今年は仏中外交樹立60周年に当たる。

　マクロン氏は、ウクライナ侵攻を続けるロシアを支援しないよう習氏に求める意向だ。

　両者は6日、パリで欧州連合（EU）欧州委員会（European Commission）のウルズラ・フォンデアライエン（Ursula von der Leyen）委員長を交えて会談。その後、大統領府で開かれる晩さん会に出席する。

　マクロン氏は7日には幼少期の思い出の地であるピレネー山脈（Pyrenees）に習氏を案内し、非公式な会談を行う予定。

　習氏には妻の彭麗媛（Peng Liyuan）氏も同行している。(c)AFP/Stuart Williams