【5月5日 AFP】23-24イングランド・プレミアリーグは4日、第36節の試合が行われ、首位アーセナル(Arsenal)は3-0でボーンマス(AFC Bournemouth)に快勝。2位マンチェスター・シティ(Manchester City)もアーリング・ブラウト・ハーランド(Erling Braut Haaland)が4ゴールを挙げてウォルバーハンプトン・ワンダラーズ(Wolverhampton Wanderers)に5-1で大勝し、勝ち点1差を維持した。

 アーセナルはブカヨ・サカ(Bukayo Saka)のPKでハーフタイム直前に先制すると、70分にレアンドロ・トロサール(Leandro Trossard)が2点目、後半アディショナルタイムにデクラン・ライス(Declan Rice)が圧勝劇を締めくくる3点目を挙げた。

 2003-04シーズン以来のプレミアリーグ制覇を目指すアーセナルは、これでリーグ4連勝を飾り、クラブ最多記録に並ぶ今季プレミアリーグ26勝目を挙げた。この後は12日にアウェーでマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)と対戦し、19日の最終節でエバートン(Everton)をホームに迎える。

 シティは12分にハーランドのPKで先制すると、35分にハーランドのヘディング、前半終了間際にハーランドの2本目のPKで追加点。53分にミスから相手に1点を返されたが、すぐさまハーランドがカーブをかけたシュートで今季公式戦36ゴール目を決めると、85分にフリアン・アルバレス(Julian Alvarez)がダメ押し点を挙げた。

 シティはこれでリーグ6連勝とし、リーグ無敗を20試合に伸ばした。アーセナルとは勝ち点1差だが消化は1試合少なく、3連勝すれば前人未到の4連覇を自力で決められる。今後の日程は11日にフラム(Fulham)戦、14日にトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)戦、19日にウェストハム(West Ham)戦となっている。

 下位では19位バーンリーFC(Burnley FC)が1-4でニューカッスル・ユナイテッド(Newcastle United)に敗れた。残り2試合で残留圏内との勝ち点差は5に広がり、1年での2部逆戻りが近づいている。

 17位ノッティンガム・フォレスト(Nottingham Forest)はすでに降格の決まっているシェフィールド・ユナイテッド(Sheffield United)に3-1で勝利。財務規定違反による勝ち点4剥奪処分に対する異議申し立ての結果も関わってくるが、18位ルートン・タウン(Luton Town)との勝ち点差を3に広げ、残留へ向けて大きな一勝を挙げた。

 チャンピオンシップリーグ(2部)は最終第46節の試合が行われ、イプスウィッチ・タウン(Ipswich Town)が22年ぶりのプレミア復帰を決めた。

 イプスウィッチは2-0でハダーズフィールド・タウン(Huddersfield Town)に勝利。リーズ・ユナイテッド(Leeds United)が1-2でサウサンプトン(Southampton FC)に敗れたことと合わせて昇格が決まった。3部から2シーズン連続で昇格を果たしてのプレミア挑戦は、史上4クラブ目となる。

 一方のリーズはノリッジ・シティ(Norwich City)とのプレーオフ準決勝にまわることになった。(c)AFP/Steven GRIFFITHS