【5月3日 AFP】23-24NBAは2日、各地でプレーオフ1回戦(7回戦制)が行われ、イースタンカンファレンスではニューヨーク・ニックス(New York Knicks)とインディアナ・ペイサーズ(Indiana Pacers)がそれぞれシリーズ突破を果たし、準決勝で激突することが決まった。

 ニックスは敵地でフィラデルフィア・セブンティシクサーズ(Philadelphia 76ers)に118-115で競り勝ち、4勝2敗で準決勝進出を果たした。ジェイレン・ブランソン(Jalen Brunson)が41得点、12アシストの活躍を見せた。

 試合は終盤までもつれ、残り25.6秒でニックスがブランソンのアシストからジョシュ・ハート(Josh Hart)が3ポイントシュートを決め、114-111と勝ち越した。

 シクサーズはその数秒後、ジョエル・エンビード(Joel Embiid)がドライブからレイアップを沈めて1点差に詰め寄ったが、直後に痛恨のファウルアウトに。その隙にニックスは、ダンテ・ディヴィンチェンゾ(Donte DiVincenzo)とブランソンがフリースローを決めて突き放した。

 ニックスはディヴィンチェンゾが23得点、2スティール、3ブロックをマークしたほか、OG・アヌノビー(O.G. Anunoby)が19得点、ハートが16得点、14リバウンドでチームの勝利に貢献した。

 シクサーズは昨季最優秀選手(MVP)のエンビードが39得点、13リバウンド、バディ・ヒールド(Buddy Hield)が20得点を稼いだ一方で、第5戦で46得点の大暴れを見せたタイリース・マキシー(Tyrese Maxey)は17得点に終わった。

 ペイサーズはミルウォーキー・バックス(Milwaukee Bucks)を120-98で下し、4勝2敗で勝ち上がりを決めた。プレーオフでのシリーズ勝利は、カンファレンス決勝まで進出した2013-14シーズン以来となる。

 ペイサーズはベンチスタートのオビ・トッピン(Obi Toppin)がこの試合チーム最多にしてプレーオフ自己最多の21得点でけん引し、オールスター選手のタイリース・ハリバートン(Tyrese Haliburton)が17得点、10アシストのダブルダブルを記録。TJ・マッコネル(T.J. McConnell)も20得点、9アシスト、4スティールを挙げるなどし、控え選手が合計50得点でチームに貢献した。

 対するバックスは、オールスター選出8回のダミアン・リラード(Damian Lillard)が3試合ぶりに出場し、チーム最多の28得点を記録。しかし、シーズンMVP2度のヤニス・アデトクンポ(Giannis Antetokounmpo)はレギュラーシーズン終盤に痛めたふくらはぎのけがでこの日も不在で、チームの反撃はかなわなかった。

 2020-21シーズン王者のバックスは、これで2季連続のプレーオフ1回戦敗退となった。(c)AFP