【5月3日 AFP】男子ゴルフ、メジャー通算15勝を誇るタイガー・ウッズ(Tiger Woods、米国)が、来月行われる全米オープン選手権(2024 US Open Championship)に特別推薦で出場すると、主催者の全米ゴルフ協会(USGA)が2日に発表した。

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 今年で124回目を迎える全米オープンは、6月13日から16日までノースカロライナ州パインハースト(Pinehurst)のパインハーストリゾート&CC(Pinehurst Resort & Country Club)で開催される。

 全米オープンでは2000年、02年、08年の3度にわたって優勝しているウッズは、21年の交通事故で脚に重傷を負って以降、72ホールを歩くだけでも苦労している状態だが、今年は1か月に一度のペースでプレーしたいとの意向を示している。

 先月のマスターズ・トーナメント(The Masters Tournament 2024)では60位に終わったが、メジャーでは事故後の復帰戦だった22年の同大会以来となる72ホール完走を果たした。

 ウッズは「母国選手権である全米オープンは、われわれの競技にとって本当に特別な大会であり、自分のキャリアを形作ってきた大会だ」「今回の特別推薦を光栄に思っている。特にパインハーストは自分にとって大きな意味があり、この会場で今年の全米オープンを戦えるなんてこれ以上の喜びはない」と述べた。

 ウッズが全米オープンで72ホールをプレーしたのは、2013年以降では21位タイに入った19年大会だけで、このときはマスターズ制覇からわずか2か月後のことだった。15年、18年、20年大会では予選落ちを喫し、それ以外の年は欠場している。

 全米オープンは4年ぶり通算23回目の出場となるウッズについて、USGAのジョン・ボデナマー(John Bodenhamer)氏は、「全米オープンの物語は、タイガー・ウッズなしでは書くことができない」と歓迎した。

 ウッズは次のメジャー大会として、ケンタッキー州ルイビル(Louisville)のバルハラGC(Valhalla Golf Club)で今月16日に開幕する全米プロゴルフ選手権(2024 PGA Championship)に出場するとみられている。(c)AFP