【5月2日 東方新報】中国ハイテク大手の百度(Baidu)は、新しい質の高い生産力を育成するため、技術革新を堅持しており、人工知能(AI)の特許出願件数と認可件数で全国1位となった。

 中国工業制御システムサイバー緊急対応チームと工業情報化部傘下の電子知識産権センターの報告によると、百度は昨年末までに1万9308件のAI関連特許を出願し、9260件の特許を取得し、6年連続で国内ハイテク企業のトップに立った。

 同社はAIを活用した大規模言語モデル(LLM)特許でトップを占めている。LLM関連の特許を869件出願し、317件の特許を取得している。

 百度はまた、ディープラーニング関連の特許出願でも世界トップの座を確保していて、AI関連の研究開発に多額の投資を行っている。2023年における百度の主要事業の研究開発費は、収益の21.67パーセントを占めた。

 同社のLLMとチャットGPT(ChatGPT)のような生成AI「文心一言(ERNIE Bot)」は、2023年3月のデビュー以来2億人以上のユーザーを獲得し、API(アプリケーションプログラミングインターフェース)は毎日2億回使用されている。(c)東方新報/AFPBB News