【5月1日 AFP】オーストラリア訪問中の韓国の申源湜(シン・ウォンシク、Shin Won-sik)国防相は1日、米英豪の安全保障枠組み「オーカス(AUKUS)」の先端技術分野での協力に向け精力的に協議していることを明らかにした。

 申氏はメルボルンで行われた韓豪外相・国防相会談後、「われわれはオーカスの『第2の柱』への参加の可能性について協議した」と語った。第2の柱では、人工知能(AI)の軍事利用や水中ドローン、極超音速兵器など先端技術の共同開発が想定されている。

 オーカスのもう一つの柱である「第1の柱」はオーストラリアへの原子力潜水艦の配備を目指すものだが、この分野への韓国の参加は見込まれていない。

 米英豪3か国は他の国の協力を仰ぐことに前向きで、日本、韓国、ニュージーランドは検討中としている。(c)AFP