【5月1日 AFP】がん治療中のチャールズ英国王(King Charles III、75)が4月30日、カミラ王妃(Queen Camilla、76)と共にロンドンのがん治療センターを訪れた。国王が公の場に姿を見せる本格公務を行うのは、2月にがんが見つかり、治療が開始された以降で初めて。

 国王夫妻が訪れたのはユニバーシティー・カレッジ病院(University College Hospital )のマクミランがん治療センター(Macmillan Cancer Centre)。がんの早期発見の重要性を啓発するとともに、最新研究への関心を促すのが狙い。国王は患者支援団体「マクミランがんサポート(Macmillan Cancer Support)」とがん研究機関キャンサー・リサーチUK(Cancer Research UK)を後援しており、カミラ王妃も別の慈善団体「マギーズ(Maggie's)」の総裁を務めている。

 国王の今後の公務としてしては、6月に国賓として英国を公式訪問する日本の天皇、皇后両陛下の接遇などが予定されているが、医師の意見も踏まえ、頻度は通常より減らされる見通し。(c)AFP/Phil HAZLEWOO