【4月30日 AFP】米国サッカー連盟(USSF)とメキシコサッカー連盟(FMF)は29日、2027年女子W杯(FIFA Women's World Cup 2027)の共催招致の立候補を取り下げ、31年大会の招致を目指す意向を発表した。

 国際サッカー連盟(FIFA)は、来月17日にタイ・バンコクで開かれる総会で27年大会の開催地を決める投票を行う予定だったが、あと数週間に迫ったタイミングでの電撃決定となった。

 これで招致に名乗りを上げているのは、3か国での共催を目指すドイツ・ベルギー・オランダと、単独開催のブラジルだけとなった。

 米国では24年にコパ・アメリカ(2024 Copa America)、25年にクラブW杯(2025 FIFA Club World Cup)、26年にはメキシコ、カナダと共催するW杯(2026 World Cup)が控えている。28年にはロサンゼルス五輪もあり、27年女子W杯の招致が成功していれば、すでに過密な北米のカレンダーに新たな大規模スポーツイベントが追加されることになっていた。

 USSFは、31年まで待つことで、主催者側に計画を立てるための余裕が生まれ、さらに26年の男子W杯での教訓も得られると説明した。(c)AFP/Rob Woollard