【4月28日 AFP】23-24NBAは27日、各地でプレーオフ1回戦(7回戦制)が行われ、ロサンゼルス・レイカーズ(Los Angeles Lakers)は119-108で昨季王者のデンバー・ナゲッツ(Denver Nuggets)を下し、対戦成績を1勝3敗として突破へ望みをつないだ。

 0勝3敗で後がなくなっていたレイカーズは、ニコラ・ヨキッチ(Nikola Jokic)にトリプルダブルを許しながらもレブロン・ジェームズ(LeBron James)が30得点を記録するなどして踏みとどまり、シリーズを敵地での第5戦に持ち込んだ。第3戦まではいずれも2桁のリードを失っての逆転負けだったが、この日はジェームズが第4クオーターだけで14点を挙げるなどし、流れを止めた。

 だが、NBAのプレーオフで0勝3敗から勝ち上がったチームは過去に存在せず、ジェームズも「まだ1勝3敗。一戦一戦が厳しい戦いになる。きょうはしっかりと仕事をしてシリーズを引き延ばすことができたが、もっと改善しなくてはいけない」と話した。

 レイカーズでは他にアンソニー・デイビス(Anthony Davis)が25得点、23リバウンド、オースティン・リーブス(Austin Reaves)とディアンジェロ・ラッセル(D'Angelo Russell)がともに21得点を決めた。

 イースタンカンファレンス第1シードのボストン・セルティックス(Boston Celtics)は104-84でマイアミ・ヒート(Miami Heat)に大勝し、2勝1敗とした。

 アウェーのセルティックスはジェイソン・テイタム(Jayson Tatum)が22得点、11リバウンド、6アシスト、ジェイレン・ブラウン(Jaylen Brown)が22得点を挙げるなどし、最初から最後まで試合をリードして完勝。ホームでの第2戦を落としたショックから立て直した。

 オクラホマシティ・サンダー(Oklahoma City Thunder)も106-85でニューオーリンズ・ペリカンズ(New Orleans Pelicans)に圧勝し、3勝0敗として突破に王手をかけた。

 ザイオン・ウィリアムソン(Zion Williamson)をハムストリングのけがで欠くペリカンズは、最優秀選手(MVP)候補のシェイ・ギルジアス・アレクサンダー(Shai Gilgeous-Alexander)らを擁する若いチームのサンダーになすすべなく3連敗となった。

 サンダーはアレクサンダーが24得点、5リバウンド、8アシストでけん引し、チームは計17本の3ポイントシュートに成功した。前半を60-46とリードして折り返すと、第4クオーターには最大24点差をつけた。他にはジェイレン・ウィリアムズ(Jalen Williams)とジョシュ・ギディー(Josh Giddey)が21得点ずつを入れた。

 オーランド・マジック(Orlando Magic)は112-89でクリーブランド・キャバリアーズ(Cleveland Cavaliers)を下し、2勝2敗のタイに戻した。第3クオーターはわずか10点しか落とさないなど後半はキャバリアーズに計29点しか許さず、6分以上シュートを打たせない時間帯もあった。(c)AFP