【4月27日 AFP】がん治療中のチャールズ英国王(King Charles III、75)が、来週から一部の公務に復帰する。国王の医師団は、がん治療の経過に「非常に勇気づけられている」という。

 最初の公務は30日のがん治療センター訪問で、カミラ王妃(Queen Camilla)が同行する。

 バッキンガム宮殿(Buckingham Palace)の広報担当者は、国王の公務復帰は限定的だとし、がんの治療期間については「まだ何も言えない」と述べた。

 ただし、医師団は「これまでの(治療の)進展に非常に勇気づけられており、国王が引き続き快方に向かうことを確信している」という。

 またバッキンガム宮殿は、日本の天皇、皇后両陛下を6月下旬に国賓として迎えることも併せて発表し、先月の日本メディアの報道を認めた。

 両陛下は2022年9月にエリザベス女王(Queen Elizabeth II)の国葬に出席するために英国を訪問されているが、国際親善訪問としては昨年6月のインドネシア以来、即位後2度目となる。

 日本のメディアは先月、両陛下がそれぞれ留学していたオックスフォード大学(University of Oxford)を訪問される可能性があると報じた。また、リシ・スナク(Rishi Sunak)首相夫妻との昼食会も予定されている。(c)AFP