【4月14日 AFP】男子テニス、モンテカルロ・マスターズ(Monte-Carlo Rolex Masters 2024)は13日、シングルス準決勝が行われ、優勝2回で大会第12シードのステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas、ギリシャ)が6-4、3-6、6-4で第2シードのヤニック・シナー(Jannik Sinner、イタリア)を破り、決勝に進出した。

 全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2024)王者のシナーは今季2敗目を喫し、連勝が9で止まった。

 チチパスは決勝で第8シードのキャスパー・ルード(Casper Ruud、ノルウェー)と対戦する。ルードは世界ランキング1位で第1シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)を6-4、1-6、6-4で撃破した。

 世界ランキングトップ10から陥落し、現在は12位につけるチチパスは「このような勝利は自信につながる」と話し、「再びトップレベルを目指したい」と意欲を口にした。

 シナーは最終セットで先にブレークし、さらに3-1として迎えたチチパスのサービスゲームで再びブレークポイントを手にしたが、実際は相手のダブルフォールトだったボールがインの判定となる場面があった。本来ならこれでシナーの2ブレークアップとなるはずだったが、結果的にこのゲームをチチパスがキープした。シナーは試合後、その時の誤審のせいで集中力を乱されたと嘆いた。

 シナーは問題の判定について「なかなか受け入れるのは難しい。あの時はいいプレーができていたから」としつつ、「誰にでもミスはある」とコメント。「その後にけいれんを起こしたが、それもおそらくあの出来事が原因だろう。神経にも影響を与えるからだ」と続けた。(c)AFP