【4月13日 AFP】陸上女子三段跳びの世界女王ジュリマール・ロハス(Yulimar Rojas、ベネズエラ)が12日、アキレス腱(けん)を負傷したとして、パリ五輪の出場を断念することを明らかにした。

 28歳のロハスはスペインでの練習中にアキレス腱を断裂し、12日にマドリードで手術を受けたという。

 病院のベッドにいる自身の写真を添えたソーシャルメディアの投稿には、「胸が張り裂けている。2024年パリ五輪に参加できなくなり、ごめんなさいと言いたい」とつづった。

 けがは練習中のジャンプの着地で起きたといい、「鋭い痛みを感じた。それが、左アキレス腱のけがと診断された」と説明した。

 ロハスは2016年のリオデジャネイロ五輪で銀メダルを獲得した後、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で2021年に延期された東京五輪では金メダルに輝いた。

 昨年の第19回世界陸上ブダペスト大会(World Athletics Championships Budapest 2023)では、最終跳躍で15メートル08を記録し、8位からの大逆転で大会4連覇を果たした。

 ロハスは、ファンに向けて「きょうは五輪での連覇ができなくなったことにとても感情的になっているけれど、立ち止まって状況を受け入れ、一緒に跳び続けるために回復して戻って来られるようにしなければならない」とメッセージを送った。(c)AFP