フランス、デジタル運転免許証の運用開始
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【2月15日 AFP】フランス政府は14日、デジタル運転免許証の運用開始を発表した。
対象は希望者のみ。携帯電話のアプリに搭載する仕組み。
ジェラルド・ダルマナン(Gerald Darmanin)内相は14日、日刊紙パリジャンとのインタビューで、デジタル化は義務ではなく、現行の免許証と併用する方針を示した。
デジタル運転免許証を利用するには、身分証明用のポータルサイト「フランス・イダンティテ(France Identite)」の利用登録が必要となる。
ある男性は「悪用されることを懸念する声も出ているけれど、政府のウェブサイトからデータが盗まれるよりも、従来の免許証が盗まれる方が怖い」と述べた。
デジタル運転免許証については、昨年5月からローヌ(Rhone)、オードセーヌ(Hauts-de-Seine)、ウールエロワール(Eure-et-Loir)の3県で試験的に導入されていた。
運転免許証のフランス・イダンティテへの統合は、欧州連合(EU)のデジタルIDとの相互利用に向けた取り組みの一環。(c)AFP