【2月11日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)に参戦するレッドブル(Red Bull)のクリスチャン・ホーナー(Christian Horner)代表(50)が、「不適切行為」があったとされる疑惑に関して、弁護士からの聞き取り調査を受けた。

 しかし、次週行われるチームの新車発表を前に、去就が決まる可能性は低い。英PA通信や英BBCは、8時間にわたる聞き取りでも問題の解決策は見つからなかったと報道。BBCは、解決に数週間を要する可能性を示唆している。

 チームも、調査を開始した親会社のレッドブル本体も現時点でコメントを発表していない。AFPの問い合わせに対して、オーストリアのエナジードリンク企業レッドブルは広報を通じて「すでに述べたとおり、調査の完了前にコメントをするのは適切ではない」と回答した。

 今回の問題では、レッドブルの女性職員がホーナー代表を告発したが、代表本人は疑惑を全面的に否定している。英ポップグループ、スパイス・ガールズ(Spice Girls)のメンバーであるジェリ・ハリウェル(Geri Halliwell)さんを妻に持つホーナー氏は、2005年から19年にわたってレッドブルのチーム代表を務めている。

 チームは次週15日に新車発表を控えているが、調査に話題が乗っ取られるのは間違いない。その後は2月21日から23日にかけてのバーレーンテストを経て、3月2日決勝の新シーズン開幕戦バーレーンGP(Bahrain Grand Prix 2024)に臨む。(c)AFP