【1月20日 AFP】オーストリアの首都ウィーンに、華やかな冬の舞踏会シーズンが到来した。ネオ・ゴシック建築のウィーン市庁舎では伝統の「花の舞踏会(Flower Ball)」が開催され、多くの人が参加した。

 ウィーンでは毎冬に約450の舞踏会が開催される。中でも「花の舞踏会」は最も美しく装飾される舞踏会の一つとして知られており、10万本の花を用いたフラワーアレンジメントが参加者らを魅了する。

 舞踏会に初めて参加する「デビュタント」たちは緊張の面持ちで、「ワルツはリズムがスイングするから少し難しい」「ブーケを落とさないようにしないと」などと語っていた。

 コロナ禍での舞踏会中止で、ウィーンは3億ユーロ(約480億円)の経済的損失に見舞われた。しかし、今シーズンは過去最高水準での成功が期待されている。

 映像は13日撮影。(c)AFP