【1月14日 AFP】米政権で気候変動問題を担当するジョン・ケリー(John Kerry)大統領特使(80)が、大統領選での再選を目指すジョー・バイデン(Joe Biden)大統領を支援するため退任する見通しとなった。米メディアが13日、報じた。

 ケリー氏は国務長官や上院議員を務めた後、2021年に気候変動問題をめぐり各国との調整を担当する大統領特使に就任。昨年末にはアラブ首長国連邦(UAE)ドバイで開かれた国連(UN)気候変動枠組み条約第28回締約国会議(COP28)に出席した。

 メディアは当局者の話として、ケリー氏は、地球温暖化問題におけるバイデン大統領の実績を訴えるなどして選挙戦に協力する考えと報じている。

 当局者らによると、ケリー氏は10日に大統領に退任の意思を伝えた。(c)AFP