【12月24日 AFP】米プロバスケットボール(NBA)のデトロイト・ピストンズ(Detroit Pistons)が、23日に行われたブルックリン・ネッツ(Brooklyn Nets)戦に115-124で敗れ、単一シーズンでのリーグワーストに並ぶ26連敗を喫した。

 NBAの象徴的なフランチャイズとして、1989年、1990年、2004年にファイナル制覇を果たしているピストンズだが、10月28日を最後に勝利がなく、これで2010-11シーズンのクリーブランド・キャバリアーズ(Cleveland Cavaliers)、2013-14シーズンのフィラデルフィア・セブンティシクサーズ(Philadelphia 76ers)の連敗記録に並んだ。

 この日はジェイデン・アイビー(Jaden Ivey)が23得点、ケイド・カニングハム(Cade Cunningham)が22点を決めたが、ターンオーバーから相手に合計22点を与えた。ペイント内での得点では42-62、セカンドチャンスからの得点でも9-18と上回られ、第2クオーター以降は一度もリードを奪えなかった。

 対するネッツはミケル・ブリッジズ(Mikal Bridges)が試合最多の29得点と6リバウンド7アシストを決め、7人が2桁得点をマークした。

 ピストンズは26日にホームでネッツと再戦し、連敗ストップを目指すが、敗れれば単一シーズンのワースト記録となる。シーズンをまたいだ最長記録は、2014-15シーズンから2015-16シーズンにかけてシクサーズが記録した28連敗となっている。

 モンティ・ウィリアムズ(Monty Williams)ヘッドコーチ(HC)は、いくつかいい部分は見られていると話し、心が折れそうな連敗の中でもチームの士気が保たれていることを称賛した。

「リーグで負けるのはつらいこと。そしてわれわれはそれを数多く経験している。選手が毎試合、戦い続けていることを誇らしく思う。選手たちは、どんなものであれ連敗はしたくないと思っている。それでもみんな毎日、集中力と意欲、粘り強さをもって勝利を目指してくれている」 (c)AFP