【12月20日 AFP】ソーシャルメディアへの投稿で銃を見せたとして、25試合の出場停止処分を受けていた米プロバスケットボール(NBA)・メンフィス・グリズリーズ(Memphis Grizzlies)のジャ・モラント(Ja Morant)が、19日のニューオーリンズ・ペリカンズ(New Orleans Pelicans)戦で復帰し、終了間際に決勝点を決めてチームを115-113の勝利に導いた。

 グリズリーズは41-60とリードされて前半を折り返したが、点差を10点に縮めて最終クオーターに突入すると、113-113の同点として迎えた終了間際、モラントが自ら切り込みレイアップでブザービーターを決めた。

 序盤こそ硬さが見られ、最後は少し疲れた様子のモラントだったが、最終的に34得点、8アシスト、6リバウンドで圧巻の復帰戦を飾り、チームに期待以上のパフォーマンスを届けた。

 試合後には米放送局のTNTに対し、「8か月も試合から遠ざかっていた。きつい日も多かったが、乗り越えてきた。でもバスケットボールは人生であり、愛するものであり、癒やしでもある。とにかく戻ってこられてうれしい」とコメント。最後のプレーについては「仲間が自分を信じてくれた。みんなに応えるだけだった」と語り、「復帰して決勝点を挙げることができ、完璧な日の完璧な結末になったと思う」と喜んだ。(c)AFP