【12月3日 CGTN Japanese】北京冬季五輪のマスコット「氷墩墩(ビンドゥンドゥン)」は五輪開催期間中、世界で大ヒットしました。大会が終わって約2年が経とうとしていますが、「ビンドゥンドゥン」はその後、新しいイメージに様変わりして人々の目の前に姿を現し続けてきました。これまでの「虎墩墩(フドゥンドゥン)」「兎墩墩(ツドゥンドゥン)」に続き、辰年新春特別バージョンの「龍墩墩(ロンドゥンドゥン)」シリーズも正式に発表されました。

 来年は辰年になるため、「ビンドゥンドゥン」は龍の形をしたガウンを身にまとい、斬新な姿で再びお披露目となりました。「ロンドゥンドゥン」のデザイナーで、中央美術学院デザイン学院副院長の林存真氏は、「『ロンドゥンドゥン』のデザイン理念は、四海を治めるとされる『四海竜王』を土台とし、金・木・水・火・土など中国の伝統文化を加えている。五輪文化と中国の干支(えと)文化を再び結び付けたデザインだ」と紹介しました。

「ロンドゥンドゥン」の龍柄の服飾には、古代中国の衣装にある装飾品「雲肩」の要素があるほか、「雲頭靴(うんとうぐつ)」や真っ赤なしっぽなど、縁起をかつぐ中国の春節である旧正月文化もしっかり融合されているということです。

「ロンドゥンドゥン」シリーズには、ぬいぐるみ、置物、バッジ、陶磁器、キーホルダーなどがあり、正式発売は12月7日です。(c)CGTN Japanese/AFPBB News