【10月22日 AFP】中国外務省は22日、南シナ海(South China Sea)のアユンギン礁(セカンド・トーマス礁、Second Thomas Shoal)沖でこの日午前、中国の船舶がフィリピン船に衝突したと同国が主張していることについて、衝突前に同国の巡視船が故意にあおるような行動をしたと反論した。中国中央テレビ(CCTV)が伝えた。

 中国外務省は「フィリピン沿岸警備隊の巡視船『4409』が故意にあおるような行動に出た後、計画通り反転した」と指摘。「中国海警船は警告を繰り返した後、不法侵入してきたフィリピン船を法に基づいて阻止した」と説明。その結果「軽微な衝突」が起きたとした。

 その上で、「フィリピン側の行動は国際海洋法の重大な違反」に相当すると非難した。(c)AFP