【10月2日 AFP】米ニューヨーク・マンハッタン(Manhattan)にある聖ヨハネ大聖堂(Cathedral of St John the Divine)で1日、犬などの動物を連れた多数の信者が祝福を受けた。

 ペットと動物の守護聖人として知られるアッシジの聖フランチェスコ(St. Francis of Assisi)の祝日を祝うため、大聖堂には、ラクダ、ポニー、ヘビ、ダチョウ、ガチョウ、猫、犬などが集まった。

 通常は10月最初の日曜日に執り行われるが、2018年以降は火災や新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)の影響で中止されていた。今年は再び、スケジュール通りの開催となった。

 連れて来られた動物は犬が最も多かった。式の最中はおとなしくしていたが、ラクダが登場すると、数匹が興奮を隠しきれない様子だった。柱におしっこをかけてしまった犬もいた。

 式には、キリスト教徒以外の動物好きも訪れた。ユダヤ教徒とカトリック教徒のカップルは、ペットの黒のラブラドルレトリバーを連れてきた。この犬は盲導犬になるための訓練を受けている最中で11月にデビューする予定となっている。

 飼い主は「(盲導犬となる前に)ここに連れてきて祝福を受けさせたかった。健康のため、幸運のために」と話した。(c)AFP