【9月16日 AFP】自転車ロードレース、ブエルタ・ア・エスパーニャ(Vuelta a Espana 2023)は15日、第19ステージ(ラバニェサ~イスカル、177.1キロ)が行われ、チームDSM・フィルメニッヒ(Team DSM Firmenich)のアルベルト・ダイネーゼ(Alberto Dainese、イタリア)がステージ優勝を飾った。

 ダイネーゼはゴール前の集団スプリントで、イネオス・グレナディアーズ(Ineos Grenadiers)のフィリッポ・ガンナ(Filippo Ganna、イタリア)を抑え込んだ。

 総合争いではチーム・ユンボ・ビスマ(Team Jumbo Visma)のセップ・クス(Sepp Kuss、米国)が、チームメートのヨナス・ヴィンゲゴー(Jonas Vingegaard、デンマーク)やプリモシュ・ログリッチ(Primoz Roglic、スロベニア)とともに何事もなくフィニッシュし、首位を守った。クスは総合2位のヴィンゲゴーに17秒差、同3位のログリッチに1分8秒差をつけている。

 クスは、16日の第20ステージと17日の第21ステージをもって、グランツール(三大ツール)初制覇を飾ると見込まれており、ユンボ・ビスマは、1966年以来となるブエルタの表彰台独占を目指している。

 ログリッチがジロ・デ・イタリア(Giro d’Italia 2023)、ヴィンゲゴーがツール・ド・フランス(2023 Tour de France)を制覇しているユンボ・ビスマは、クスの優勝により今季グランツールでのハットトリックを達成することになる。(c)AFP