【7月15日 AFP】自転車ロードレース、ツール・ド・フランス(2023 Tour de France)は14日、第13ステージ(シャティヨンシュルシャラロンヌ~グランコロンビエ、137.8キロメートル)が行われ、イネオス・グレナディアーズ(Ineos Grenadiers)のミハウ・クフィアトコフスキー(Michal Kwiatkowski、ポーランド)が区間制覇を果たした。

 短い今ステージの唯一の山で逃げ切ったクフィアトコフスキーは、ツールでは自身2勝目を挙げた。

 総合争いでは、最終盤に仕掛けたUTE(UAE TEAM EMIRATES)のタデイ・ポガチャル(Tadej Pogacar、スロベニア)が、総合首位に立つチーム・ユンボ・ビスマ(Team Jumbo Visma)のヨナス・ヴィンゲゴー(Jonas Vingegaard、デンマーク)に4秒差をつけた。

 一度はアタックしたポガチャルに引き離されたように見えたヴィンゲゴーは、フィニッシュでの差を最小限に抑えるために懸命に食らいついた。それでも、ステージ3位に入ったポガチャルは4秒のボーナスタイムも手にしたため、ヴィンゲゴーとの差は9秒に縮まっている。

 第5ステージでヴィンゲゴーから1分以上遅れて53秒差をつけられていたポガチャルだったが、三度得意の終盤でのアタックを披露し、その差をほぼ取り返した。(c)AFP