【1月4日 AFP】2017年の破産宣告に関連した罪で、昨年12月まで英国で収監されていた元男子テニスのボリス・ベッカー(Boris Becker)氏(55)が、全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2023)のコメンテーターとして仕事に復帰することになった。スポーツテレビチャンネルのユーロスポーツ(Eurosport)が3日に発表した。

 四大大会(グランドスラム)通算6勝を挙げているベッカー氏は、破産宣告の際に250万ポンド(約4億2000万円)の資産およびローンを隠して借金返済を免れた破産法違反で、昨年4月に禁錮2年6か月の実刑判決を受けたが、8か月服役した後の12月15日に釈放された。担当弁護士は、ベッカー氏が「刑期を終え、ドイツにおいて刑法の制限を受けることはない」と説明している。

 ベッカー氏は、全豪オープンのナイトセッション終了後、ユーロスポーツに毎日出演する。今季の四大大会(グランドスラム)初戦である全豪オープンは、1月16日に開幕する。(c)AFP