【5月15日 AFP】UCIロード世界選手権大会(2020 UCI Road World Championships)の王者ジュリアン・アラフィリップ(Julian Alaphilippe、フランス)は14日、東京五輪への不参加を表明した。

 ドゥクーニンク・クイックステップ(Deceuninck Quick Step)に所属するアラフィリップは、今年のツール・ド・フランス(2021 Tour de France)に出場することになっており、同大会が閉幕するのは東京五輪の自転車競技(ロード)が行われる約1週間前となっている。

 パートナーとの間に第1子が誕生する予定のアラフィリップは、「これは個人的な判断であり、慎重に考えた結果だ」とコメントした。

 東京五輪のロードレースは富士山(Mount Fuji)の坂も含まれるコースとなっており、アラフィリップの同胞で山岳のスペシャリストであるロマン・バルデ(Romain Bardet)の方が適性があると思われる。

 また、ドゥクーニンク・クイックステップのチームメートであるベルギー人ライダーのレムコ・エベネプール(Remco Evenepoel)も、東京五輪での活躍が期待されている。(c)AFP