【5月14日 AFP】米大リーグ(MLB)、ニューヨーク・ヤンキース(New York Yankees)のグレイバー・トーレス(Gleyber Torres)内野手が13日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の負傷者リスト(IL)に入った。同球団でワクチン接種済みの関係者が陽性となるのはこれで8人目となった。

 米医薬品大手ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)のワクチン接種が先月にヤンキースで行われた後、米疾病対策センター(CDC)は1回の接種で済む「画期的」なこのワクチンを打ってから陽性者が急増している状況を注視している。

 ヤンキースでは球団内の85パーセントがワクチンを接種したことを受けて、濃厚接触者の隔離を免除するなど新型コロナウイルスの規制が一部緩和されていたが、このオフシーズンにも感染が発覚していたトーレスに先立ち、マット・ブレイク(Matt Blake)投手コーチ、フィル・ネビン(Phil Nevin)三塁コーチ、レジー・ウィリッツ(Reggie Willits)一塁コーチ、そして遠征スタッフ4人の陽性が判明していた。

 コーチ陣やスタッフたちは、現在フロリダ州タンパ(Tampa)で隔離状態に置かれている。

 トーレスは今季ここまで打率.234、29安打、17四死球、10打点を記録。現在20勝17敗をマークしているヤンキースは、ア・リーグ東地区で首位のボストン・レッドソックス(Boston Red Sox)と2位のトロント・ブルージェイズ(Toronto Blue Jays)に続き3位につけている。(c)AFP