【5月9日 AFP】スペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)は8日、セルヒオ・ラモス(Sergio Ramos)がハムストリングを負傷したことを発表した。

 これにより、ラモスはリーグ優勝の行方を左右する9日のセビージャFC(Sevilla FC)との大一番を欠場することになった。

 今季が残り4試合となる中、ラモスはこの夏で切れるクラブとの契約延長に合意しておらず、チェルシー(Chelsea)に敗れた5日の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2020-21)準決勝第2戦がレアルでの最後の試合になる可能性も高まっている。

 スペイン代表を率いるルイス・エンリケ(Luis Enrique)監督も、6月に開幕する欧州選手権(UEFA Euro 2020)を前に、ラモスのコンディションに懸念を抱くことになった。

 ラモスはチェルシー戦でふくらはぎの負傷から約1か月ぶりに復帰し、即座に先発起用されたが再びけがをしてしまった。負傷は今年に入ってから3回目で、今シーズンはレアル加入後で最も少ない公式戦21試合にしか出場できていない。

 2005年にセビージャから加入したラモスは、リーグ優勝5回、チャンピオンズリーグ制覇4回、国王杯(Copa del Reys)戴冠2回を経験し、レアルで最も大きな成功を収めた選手の一人になっている。(c)AFP