【9月19日 AFP】米バージニア州で18日、米大統領選の期日前投票が開始され、有権者らは最大4時間、並んで投票した。

 ドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領と民主党の対立候補ジョー・バイデン(Joe Biden)氏が対決する11月3日の大統領選本戦に向け、首都ワシントンと隣接するバージニア州は、ミネソタ州、サウスダコタ州、ワイオミング州と共に期日前の直接投票を開始。中でも接戦が繰り広げられるミネソタ州は、両候補にとって焦点の場となった。

 バージニア州では、フェアファックス郡ガバメントセンター(Fairfax County Government Center)の入り口に約300人の長蛇の列ができた。訪れた多くの人が危機感を表明し、その理由として、今年の大統領選や、トランプ大統領の郵便投票に関する発言を指摘。新型コロナウイルス流行の脅威を懸念し、投票当日の混雑を避けたいと話す人もいれば、トランプ氏が郵便投票は何らかの不正につながり得るという主張を繰り返していることで、郵便投票の手続きに懸念を示す人もいた。

 郵便投票に対するトランプ氏の根拠のない辛辣(しんらつ)な発言を受け、不明確な結果が生じるのを避けようと、期日前投票の会場に有権者が詰め掛ける結果になったと考えられる。(c)AFP/Andrew CABALLERO-REYNOLDS