【7月30日 AFP】米テレビ界最高の栄誉とされるプライムタイム・エミー賞(Primetime Emmy Awards)を主催するテレビジョン・アカデミー(Television Academy)は29日、9月に予定する今年の授賞式について、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大を受けてオンラインで行うと明らかにした。

 エミー賞はアカデミー賞のテレビ版とみなされている。2020年の授賞式は9月20日に深夜トークショーのホスト、ジミー・キンメル(Jimmy Kimmel)氏を司会に迎えて開催され、ABCテレビで放映される。ハリウッド(Hollywood)にとって、新型コロナウイルス危機が始まって以来初めて迎える主要イベントとなる。

 28日に授賞候補を発表したテレビジョン・アカデミーは、翌29日、授賞式をオンライン開催とする厳しい決定を下さざるを得なかったと各候補者に書簡で通知した。複数の候補者が受け取った書簡の内容を、テレビジョン・アカデミーの広報担当者がAFPに認めた。

 書簡によると、主催側が候補者と緊密に協力しつつ、候補者の自宅や希望する場所で撮影を行い、最新技術を駆使して華やかにイベントを演出すると約束している。

 ドレスコードについては、各候補者に一任するとしており、「フォーマルな服装をしたければ歓迎しますが、たとえばあなたが英国にいて、午前3時だとすれば、ブランド製パジャマ姿でベッドの上から出演するというのもありでしょう」と書簡は述べている。(c)AFP