イラン、ペルシャ湾で軍事演習 米空母の実物大模型を攻撃
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【7月29日 AFP】イラン革命防衛隊(IRGC)は28日、ホルムズ海峡(Strait of Hormuz)に近いペルシャ湾(Persian Gulf)で軍事演習を実施し、米空母の実物大模型をミサイルなどで爆破した。イランの国営テレビが報じた。
演習で使用されたニミッツ(Nimitz)級空母の模型の飛行甲板には、ダミーの戦闘機が配置されていた。
国営テレビが報じた映像には、複数のロケットが発射され、模型が損傷する様子が捉えられていた。
またヘリコプターから発射されたミサイルは、模型の側面に命中したとみられ、後には煙が立ち上っていた。
今回の演習は、イランと数十年来の敵である米国との間の緊張が高まる中で実施された。
これを受けて米海軍は、「イランが停泊中の空母に似せた艦の模型への攻撃を含む軍事演習を実施したことを把握している」と明かし、「無責任かつ無謀」と批判した。(c)AFP