残留決定のウニオンがファンと歓喜、処分懸念も「大ごとにならない」
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【6月18日 AFP】ドイツ・ブンデスリーガ1部のウニオン・ベルリン(1. FC Union Berlin)は16日、ホームでSCパーダーボルン07(SC Paderborn 07)を1-0で下し、初挑戦となった1部での残留を決めた。
新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)によって同リーグの全試合が無観客で行われる中、試合後にスタジアムの駐車場で、サポーターグループと共に残留を祝う祝賀会を急遽(きゅうきょ)開いたウニオンは、同国サッカー連盟(DFB)から「オフサイド」をとられないことを願っている。
同リーグで現在採用されている衛生手順を理由に、ウニオンのサポーターたちは試合後もスタジアムの外で喜んでいたが、その後選手たちは駐車場に移り、ファンの輪に加わった。
ウルス・フィッシャー(Urs Fischer)監督が試合後の記者会見に臨んだ後、ウニオンの選手たちは指揮官にビールを浴びせ、ファンはスタジアムの外で花火に火をつけた。
キャプテンのクリストファー・トリンメル(Christopher Trimmel)に先導された選手たちがサポーターの祝賀会に加わると、フィッシャー監督は1杯のワインを飲み、ダーク・ツィンクラー(Dirk Zingler)会長も「ファンと共にまたサッカーが行われるよう、われわれは尽力する」と話すなど、感動的なスピーチをした。
ウニオンのマネジング・ディレクターを務めるオリバー・ルーナート(Oliver Ruhnert)氏は、「収拾がつかなくなるようなことは一切なかった」と主張した。
「ほぼすべてがソーシャル・ディスタンシング(対人距離の確保)を守って行われた」「むしろ、当該の問題は非常に短いものだった。大ごとになるとは思わない」 (c)AFP