【2月20日 AFP】フランスのアマチュアサッカーの試合で、試合後に相手チームの選手の股間にかみついた選手に、5年間の出場停止処分が科された。

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 事件が起こったのは、昨年11月17日に行われた地域リーグ2部(7部相当)のSCテルビル(SC Terville)対ASスートリッシュ(AS Soetrich)戦で、地元のニュースサイトによれば、試合後に両チームの選手1人ずつがけんかになり、テルビルの選手が仲裁しようと間に入ったところ、スートリッシュの選手に性器をかみつかれたという。被害に遭った選手は患部を10針縫い、仕事を4日間休まなくてはならなかった。

 リーグの担当者は「この件は試合後にスタジアムの駐車場で起こり、口論から発展して大ごとになった」「原因は多かれ少なかれ両者にある」と話し、「極めて異例のケース」だったことから懲罰委員会が専門家の意見も仰いだ上で、5年間の出場停止を決めたという。負傷したテルビルの選手にも、6か月の出場停止処分が下された。

 担当者は「複数年の処分は極めて珍しく、1年で10件もない」「少々おもしろい事件だったのだが、不快な内容だったのだろう。懲罰委員もすぐに笑顔が曇った」と話している。

 試合は1-1の引き分けに終わり、テルビルはシーズン初の勝ち点を獲得したが、安全義務とけんかへの対応を怠ったため、罰金200ユーロ(約2万4000円)と勝ち点2の減点処分を科された。(c)AFP