ウイルス対策で誕生日会中止、怒った男が体に火放つと脅迫 中国
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【2月12日 AFP】中国南西部の重慶(Chongqing)市で、新型コロナウイルスの流行予防措置として、当局に誕生日パーティーの中止を命じられた男(59)がこれを不服とし、腰に爆竹を巻き付けてガソリンを浴び、パーティーの開催を要求する騒動があった。
国営新華社(Xinhua)通信の12日の報道によると、男は先月末、テーブル10台を備えた会場で祝宴の開催を計画していたという。
しかし新型コロナウイルスの流行抑制のために中国各地の当局が人の集まりを制限しており、男も当局からパーティーを中止するよう指示された。
新華社によると、男は爆竹を腰に巻き付けて村の集会所に現れ、自分の胸部にガソリンをかけた上でライターを掲げ、「誕生日会の開催を許可するよう村の代表者らを脅迫」しようとした。地元検察は11日に、治安びん乱行為でこの男を訴追したという。
新型コロナウイルスによる中国本土での感染者は4万4600人、死者は1100人超に上っており、流行抑制のために全国の数億人が日常生活面で規制を受けている。(c)AFP